個性溢れるモスペット講師にインタビュー!
先生方の魅力を余すことなく紹介するこちらのコーナー、第2弾はモスペットインストラクター5号の kafca 先生です。
モスペット講師として活躍中のkafca先生は、フローリストとしても第一線を走る実力派。日本だけでなく、国際的にも活躍されています。
今回ご訪問したのは、奈良県生駒市にあるkafcaアトリエ。
植物に囲まれた癒しの空間で、kafca先生の中に秘めたモスペットへの想いと日々の活動の裏側について、じっくり伺ってみました。

普段のライフスタイルを教えてください
フラワーデザイナーとしての活動が、全体の8割くらいです。 具体的には、舞台装飾の依頼を受けたり、髪飾りに加工した作品を販売したりしています。
生花やドライフラワー、プリザーブドフラワー、造花まで、色々な花材を取り扱っていて、素材の特徴を組み合わせて作品を作ることが多いですね。

定期的に海外へも展開していて、これまでだとロンドン、ベニス、フランス、ニューヨークとかかな、へ出品しました。アトリエから招待いただく感じです。
個人活動以外では、フローリストの育成にも注力しています。
生徒さんを集めてチームを作って、舞台装飾を行ったり、雑誌へ作品掲載したりと、プロデュースにも力を入れていますね。

モスペットに出会ったきっかけは?
あべのハルカス(近鉄百貨店)で作家友達のお手伝いをしていた時に、同じ会場で出店していたモスペットを見て衝撃を受けたんです。
夏休みのお子様向けのワークショップイベントだったんですけど、お手伝いが終わってからすぐにブースに伺って「大人も参加できますか?」って、思わず聞いちゃいました(笑)。

私はうさぎがとっても好きなんで「うさぎみたいなのが作ってみたいです。耳の色は茶色と黒で、、、」みたいにリクエストしちゃったんです。
今思えば、いきなり図々しいお願いだったんですが(笑)そんな要望にも、即興でパーツを作って対応くださったのを覚えています。
もちろんモスペットを見たのも初めてだったんですが、思った以上に可愛くできて、見事にハマってしまいましたね。

ライセンス講座の受講動機を教えてください
初めてのワークショップで作っている最中、すでに「自分でも作れるようになる」と決めていまていした!
迷いとか悩んだりとかは、、、全く無かったですね(笑)
講座で何をするのかとか、料金はいくらなのかとか、それ以前に教えてもらえるのかどうかすら、知らなかったんですけど。
帰ってすぐに調べて、ライセンス講座にエントリーしちゃってましたね。

今、冷静に振り返ってみると、「植物が育つ」ということに衝撃を受けていたのかなって思います。
フローリストとして、作品とか素材として植物を見ることがほとんどだったんで、モスペットの『育てる』というコンセプトが新鮮すぎたんですよ、きっと。
実は結構凝り性で、ドライフラワーの発色を研究したり、新しい花材を自分で作ったりして、新しい表現にはすぐ興味を惹かれるんです。
そんな私の下地もあって、モスペットという楽しいアイテムに反応しちゃったみたいです。

モスペットの主な活動は?
ハンドメイドイベントでのワークショップ出店と、お教室が多いですね。アトリエで、お花の教室とかモスペットのライセンス講座も開校しています。
じゃらん遊び体験予約 にも登録していて、気軽にモスペット制作が体験できるようにもしています。なので、こには色んな方が来られるんですよ。
人に教えるのは得意というか、私自身が大好きなんで、楽しく活動しています。

全国の大型ハンドメイドイベントでは、モスペットの生徒や講師仲間と協力して出店することも増えてきました。
長野県とか岡山県とか、ちょっと遠くても楽しそうだな、と思ったらエントリーしています。
遠方の場合は宿泊するんですけど、イベント終わりにみんなで地域のお料理を食べて、お酒を飲んで、お話しして、、、
お泊りのイベント出店では、その楽しみも大きかったりします(笑)

印象に残った出来事を教えてください
ウサギ仲間のお友達が飼っていた子がこの世を去った時、その子のモスペットを送ったことがありました。
思い出が蘇って、愛おしくて、と、涙を流してくれたのが印象的ですね。
もしあの時、一般的なお花を贈っていたとしたら、きっとお友達の反応は全く違ったんだろうなーと思います。

あと、(モスペットワークショップでは)参加者さんとの距離が近い気がするんです。
「こんな風にしたい」とか「こうしたらもっと可愛くなるよ」とか、子どもさんからも気軽にアドバイスやリクエストしてくれて。
その度、凝り固まってしまってしまった自分の感性に気付ける、というか、新鮮な感覚に戻れるというか。

フラワーアレンジメントなどでは、作品へのコメントって「良い・悪い」とか「好き・嫌い」みたいに、評価として受け取ってしまいがちなんですよ。
それがモスペット、特にワークショップには、お客様も「作り手」で、同じ目線からの意見なんですよね。
そうすると、年齢とか経験に関係なく、素直にその意見を取り入れることができて、自身がアップデートできている気がするんです。
これって、モスペットにしかない不思議なところだと思っています。

これからの夢を教えてください
フローリストとしての技術や素材って、モスペットとの相性は絶対良さそうですよね。
これまでやってきた植物素材の研究をモスペットを組み合わることができれば、kafcaにしかできないモスペット表現になるだろうと、前々から思ってるんです!
あとはカタチにするだけなんですが、その一歩がなかなか踏み出せていない(笑)のが現状なんで、これはやらねばと。

あとは、フローリストとしても、モスペット講師としても、『みんなで作りあげる』ことが、私は好きなんだと思います。作品はもちろん、イベントや企画をみんなと一緒に活動することのが、やっぱり一番楽しくて。
共同作業って、フラワーアレンジメント作成なんかにも共通するんですよね。みんな個性があって、得意不得意があって、そして素材のクセが強いほど、ひとつに組み上げた時には、より魅力的な作品が誕生するものなんですよ。
なので、いつか、いろんなモスペット講師の先生や、他の植物ジャンルの方々とコラボレーションして、大きな企画を実行できたら楽しいだろうなって、思っています!

講師プロフィール
kafca(カフカ)
★モスペット・インストラクター【中級】1号
★モスペット・アドバイザー【初級】49号
アトリエ:
〒630-0215
奈良県生駒市東菜畑1丁目83
