“モスペット好き”さんにお話をうかがう新コンテンツ『もふもふインタビュー』✨
第一回、第二回はライセンス講師の先生方に登場していただきましたが、第三弾はモスペットをご活用いただいたお客様のお声です!
今回お話を伺ったのは、大阪西区を拠点に活動されているとっとひめじまこども食堂 様。
知っているようで知らない「こども食堂」の取り組みや、モスペットキットを使って自分たちでイベントを開催した経緯を、與世田(よせだ)所長にじっくりお話を伺いました!

まずはこども食堂について教えてください
どんな活動をされているのですか?
うちのこども食堂では、毎月1回事前にご予約いただいた方を対象に、昼食のお弁当を配るのが主な活動です。
お弁当だけでなく、子どもたちと一緒に料理を作ったりもしています。
食事以外に、古着の交換会を開いたり、みんなでゲームを楽しんだりと、地域の方が気軽に集まることができる、温かいコミュニティの場を目指して運営しています。

食堂はどのように運営されていますか
地域の企業さんや行政(大阪府、大阪市)、有志の方から、お弁当や食材を提供いただいています。
具体的には、コンビニのファミリーマートさん、生協さんから >>フードドライブ での支援、東本願寺(大阪教区)さんから >>ほっとけ米プロジェクト でのお米の寄付や、>>おてらおやつクラブ さんからお菓子を寄与いただいたりと、多くの善意とご協力で成り立っているんですよ。

自分たちでイベントを開いていただことについて
モスペットはどこで知っていただきましたか?
私(與世田所長)が、TV番組『となりの人間国宝さん』でモスペットを見て、面白そうやな、いつかみんなで作ってみたいな、とずっと思ってたんです。
でも予算の捻出が難しかったので、これまで実施できませんでした。
というのも、基本的には『こども食堂』としての活動なんで “生活必需品以外” 、例えば今回の様なレクリエーション活動に対してのサポートって無いんですよ。

自分たちでイベントを実施された経緯を聞かせてください
この春、所長職を退任することが決まったことに加え、行政から レクリエーションにも使える助成金 が出たことも重なったんです。
改めてモスペットのホームページを見たところ、講師の先生に来てもらう『出張ワークショップ』の他に、『 >>制作キット 』だけの販売もされていて、材料を購入して自分たちで作れることも分かりました。
限られた予算内でも、なるべく多くの利用者さんに来てもらいたい。食堂スタッフで先生役を担えば、負担を減らすことができるよね、と思い付いたんです。

そこでさっそく『制作キット』を購入し、まずは試しにと、スタッフで作ってみました。モスペット作りはだれも経験無かったんで、はじめは恐る恐るでしたね。
それが実際作ってみると、思いのほか簡単で、可愛く作ることができて「これなら自分たちだけでもイベントが出来そう」ってなりました。
予算にも目途がついたんで、スタッフみんなでのモスペット制作イベントをやろうって決めたんです!

今回、実施してみていかがでしたでしょうか?
今回の参加希望者は42名。会場が小さかったんで、3回に分けて実施することにしました。
先ほど終えた午前の部には、小さいお子さんを持つ親子さんが中心だったんですけど、みんな楽しんで可愛く作ってくれてましたね。
『モスペットを教える』ことも、もちろん初めてだったんですが、何とかなるもんですね(笑)
先生役も楽しかったですよ!

子どもさんがTVゲームを楽しんでいる様子も見るんですけど、今回みたいな制作体験の参加風景と比べると「楽しみ方が違う」のかなって。
集中して話を聞いたり、周りのお友達と意見を交わしたり、年上の子が下の子にアドバイスしたり、そんな様子を見ると、ゲームよりも少し広い世界で、楽しみを共有しできてるんだなーと思いますね。

あと、制作体験では、お手伝いのお母さんたちが張り切ってくれるのも嬉しいです。
子どもさんとも楽しく話ながら、きっとご自身も楽しんでらっしゃるんでしょうね。
いつかやりたいと思っていたモスペット制作、退所前のこのタイミングで、利用者さん、そしてスタッフとみんなで実現できたことが、何より嬉しいです。

モスペットへのご意見があればお聞かせください
キット購入だけで、費用を押さえて実施できたことは良かったです。慣れないながらも、ボランティアスタッフの協力で実施できました。
今回、取材協力としてリボンとかのアクセサリーを提供いただんですが、子どもたちも喜んでいると思います。

ひとつ希望をあげるとすると、安価に価格設定した『テスト用お試しキット』なんかがあれば、ありがたかったです。
というのも、事前もテスト購入したキットに関しては(補助金対象外のため)スタッフの自腹購入になるんです。
スタッフみんなボランティアなので、負担が少ないほうが助かります。
もし手軽に検討できるキットがあれば、他の施設さんでも導入検討のハードルが下がるかもしれない。とは思いました。

最後にこども食堂への所長の思いを伺いました
コロナ騒動が始まってからの数年間、集まること自体が難しくなりました。みんなで作った料理を振舞っていたんですが、それも出来なくて。
困った人がいるのに、これまで通りの活動ができなくて、もどかしい数年間でしたね。
ようやく最近、お好み焼きやパンケーキを作ったりできるまでに回復したんで、ほっとしています。

昔は学区内、それこそ子供会とか町内会として、集まることができる場が充実していたと思うんです。
それが、今は少子化の影響もあって、もっと範囲を広げないとコミュニティとして成立しづらくなったように思います。
うちの食堂では、姫島(西淀川)地区を拠点としてますが、地区や学区で境界を設けないようにしてるんです。フラッと気軽に集まれる場所、これまでの町内会みたいな役割を担えたらなと。
ただその分、遠方からの利用者さんにはちょっと不便をおかけしているかもしれないですね。

大変だった思い出は、、、、、、
無いですね!(笑)
2017年頃、お友達に声を掛けられたことをきっかけからこの取り組みを初めて、ずっと楽しく取り組んでいましたよ。
今は後進も決まったんで、安心して退任できます。
今回のイベントでとても楽しい思い出ができました!

とっとひめじまこども食堂
活動拠点:
〒555-0033
大阪府大阪市西淀川区姫島2丁目13−20
『姫島診療所』内
TEL:06-6473-5151(姫島診療所 担当 平様)
